メッセージ

戦後の高度成長共に社会に広まり1990年代に最初のピークを迎え一時代を築いた「マンガ」。それ以後、産業としては確固たるもの、文化としての側面も根付き始め、成熟してきました。​ 2010年以降は、インターネット社会の進展と電子デバイスの進化に対応し、ネットを介してマンガを読むことが急速に普及し、マンガはまた新たな成長局面に入っています。間違いなく、マンガは日本発の世界に誇る文化産業として今後もあり続けると言えるでしょう。​ ​世界に誇るマンガをこの先、私たちにとって身近なものとしてあり続けるにはどうしたらいいか。​ 私はマンガの作品性はもちろんですが、「教育」「コミュニケーション」「情報伝達」など、マンガの備える優れた機能面にも着目することで可能になるのではと考えています。​ ​作品として、商品として、資料として、(二次利用の)原作として、マンガのポテンシャルは無限大です。私はこのポテンシャルをマンガ業界と他業界を横断しながら最大限に発揮できる環境づくりを目指します。​ ​日本が世界に誇るマンガ、その裾野をひろげることは、日本の未来に資すると信じ、これからも挑戦しつづけます。​
代表社員 山内康裕
山内康裕 やまうち やすひろ
1979年生まれ。法政大学イノベーションマネジメント研究科修了(MBA in accounting)。2009年、マンガを介したコミュニケーションを生み出すユニット「マンガナイト」を結成し、2020年に法人化し「マンガと学び」の普及推進事業や拠点営業(日本財団助成)、展示事業等を展開。”マンガ”を事業領域の企画会社レインボーバード合同会社代表社員、さいとう・たかを劇画文化財団代表理事、文化庁メディア芸術連携基盤等整備推進事業有識者タスクチーム員、東京工芸大学芸術学部マンガ学科非常勤講師、国際マンガ・アニメ祭ReiwaToshim共同委員長他を務める。共著に『『ONE PIECE』に学ぶ最強ビジネスチームの作り方』(集英社)、『人生と勉強に効く学べるマンガ100冊』(文藝春秋)など。​