メッセージ

「マンガがつまらなくなった」への問題意識

1995年以降、マンガ市場の売上が右肩下がりになっていった頃、私の周囲で「マンガがつまらなくなった」「昔のマンガのほうが面白かった」と言う人が増えたように感じました。
ちょうど『スラムダンク』『幽遊白書』『ドラゴンボール』の少年ジャンプ三本柱の連載が終わった頃だったと思います。

ただ、僕の考えは違っていました。
面白いマンガは今も昔もずっとあり、むしろ進化している。「面白いマンガ」が読者にきちんと届いていないだけだ、と感じていました。

事実、単行本のタイトル数は現在、ピーク時と比べて約2倍近くになっています。
その結果、自分に合ったマンガを探すことが難しくなってきたのではないかと考えています。

面白いと思えるマンガになかなか出会えない人達から、過去の名作ばかりが注目されている現状。
このままでは、日本のマンガ文化が廃れていってしまうのではないかという問題意識を持ち続けていました。

マンガ×コミュニケーションの可能性

そこで2009年、もっとカジュアルに自分が面白いと思えるマンガに出会えて、それを語り合える仲間と出会える場をつくるべくマンガナイトの活動をスタートしました。

マンガナイトは「マンガを介してコミュニケーションを生み出すこと」を目的とし、活動に関心のある有志約30名で活動しています。
プロジェクト単位でゆるやかにチームを作り、マンガ読書会、イベント、ワークショップ、マンガをモチーフにしたプロダクト開発、書店や図書館でのマンガ選書、マンガ書評の執筆等を行っています。
ビジネスでは簡単にGOサインが出ないようなチャレンジングな企画も積極的に実施し、マンガ×コミュニケーションの新しい切り口を開拓し続けています。

マンガで世界を変えたい

その「マンガナイト」と両輪をなす、もう一方の「輪」がマンガ関連の企画会社、レインボーバードの事業です。

レインボーバードでは、マンガに関連した施設・展示・販促・商品等のコンテンツプロデュース・キュレーション・プランニング業務を提供しています。マンガのポテンシャルを最大限に活かし、企業の課題を解決しています。

日本のマンガ業界には閉鎖的で保守的な側面もあります。マンガがポテンシャルを最大限に発揮するためには、改善すべき点が少なからずあると感じています。
と同時に、マンガへの愛と才能にあふれた「業界人」がたくさんいるのもマンガ業界だと感じています。

レインボーバードでは、そういったマンガ業界(人)と協業しながら、マンガを取り巻く世界を、ひいては社会そのものを変えていきたいと考えています。

マンガのポテンシャルは無限大です。

マンガナイトで実験的、多様な切り口でマンガの新しい可能性を探りながら、レインボーバードでは、よりラディカルにマンガ業界の内側から、それぞれの方法で、マンガのポテンシャルを最大限に引き出し、世界を変えていこうと思っています。

代表 山内康裕