2020年代を迎え、「マンガ」は文化産業として社会に根付き、
デジタル化・インターネット化の波にも対応し、
さらに世界に羽ばたいていく時を迎えています。
世界に誇る「マンガ」が、この先に100年、200年と、
伝統文化としてだけではく、大衆文化として
私たちの身近な存在であり続けるためにどうすればよいか。
もちろん、才能のある表現者がマンガの道を選ぶこと、
これから先も素晴らしい作品が次々と生まれることは重要です。
一方、インターネット社会は、往年の名作が再び表舞台に立てる可能性を秘めており、さらに、作品鑑賞の在り方も紙媒体だけでなく、
電子媒体、空間、XR世界と多様に広がっています。
過去・現在・未来を横断して、
作品として、商品として、資料として、(二次利用の)原作として、価値を生んでいく、
100年以上の歴史を持つことになったマンガは
文化産業としての次のステージに進んでいます。
レインボーバード合同会社は、マンガ業界と他業界を横断しながら
過去・現在・未来を紡ぎ、
日本のマンガ文化産業が、新たな価値を生む道を切り開くことに挑戦しつづけます。

1979年生。法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科(MBA in accounting)修了後、税理士を経て、マンガを介したコミュ二ケーションを生み出すユニット「マンガナイト」を結成し、2020年に法人化し「これも学習マンガだ!」事業(日本財団助成)を推進。また、マンガ関連の企画会社「レインボーバード合同会社」にて、“マンガ”を軸に施設・展示・販促・商品等のコンテンツプロデュース・キュレーション・プランニング業務等を提供している。2018年に店舗「マンガナイトBOOKS」をオープン(文京区)。2019年には「東アジア文化都市2019豊島(豊島区・文化庁)」マンガ・アニメ部門事業ディレクターを務めた。さいとう・たかを劇画文化財団理事、文化庁メディア芸術連携基盤等整備推進事業有識者タスクチーム員、国際マンガ・アニメ祭ReiwaToshim(IMART)共同委員長、日本マンガ学会監事他を務める。共著に『『ONE PIECE』に学ぶ最強ビジネスチームの作り方』(集英社)、『人生と勉強に効く学べるマンガ100冊』(文藝春秋)など。